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こちらでは家族信託についてご説明いたします。

八尾市、藤井寺市、羽曳野市、柏原市の皆様のなかには、ご自身が認知症になったら財産管理は誰がやるのか、ご自身が亡くなったあとの財産はどうなるのか、などといったご不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのようなお悩みに応えるべく、平成18年に柔軟な財産管理および円滑な遺産承継を行える生前対策として誕生した家族信託は、不動産や預貯金などといったご自身の財産の管理・運営・処分などを信頼できる家族に託す財産管理の方法です。ご家族が所有する財産をご家族が管理するため、高額な報酬を支払う必要がないのも家族信託の魅力のひとつです。

家族信託が誕生したことにより、遺言書などといった従来の生前対策よりも自由な将来設計が可能となりました。

信託と聞くと多くの方が思い浮かべる「信託銀行」ですが、信託銀行と家族信託には明確な違いがあります。信託銀行で取り扱っている信託は、国から許可を得て営利目的で行う商事信託です。商事信託では信託銀行や信託会社が受託者となります。

一方、家族信託は、信頼できるご家族や親族間で契約を行う財産管理方法です。

では家族信託とはどのような仕組みなのでしょうか。

家族信託では、財産を所有する「委託者」がご家族など信頼できる人物を「受託者」として財産の管理運用をまかせる旨の契約をします。受託者は委託者との契約内容に従い、財産の管理や運用、処分を行います。そして、この信託契約により発生した利益を得る人物を「受益者」といいます。